おカネの教室 〜僕らがおかしなクラブで学んだ秘密〜
kindle unlimitedで読めたので読みました。
お金の仕組みを分かりやすい物語調で書いていたので、経済を初めて勉強する人などにオススメ。
個人的には特に目新しい知識はなかったけど、2点ピックアップして感想文とします。
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1. 生活保護の不正受給
2. お金=信用論のもっと根本にあるもの
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1. 生活保護の不正受給
「生活保護の不正受給」に関する議論は面白かったです。
それを不正に申告してもらっている人もいます。
そういったヤカラへの対策として、「申請を厳しくする」という方針が考えられますが、これはNG。
なぜなら、本当に生活保護を必要としているような人は厳しい申請をpassする能力がない可能性が高く、むしろ要領良く扉をこじ開けてくるのはズルい人たちばかりになってしまうから。
・・・ここからは僕の意見ですが、こういった「生活保護」や「自己破産」に関する知識のインプットはもっと義務教育内でなされるべきだと思います。
ブラック企業に勤めて自分の居場所はここにしかないと錯覚してしまったり、借金取りに追われたりして自ら命を経ってしまう人もいるくらいなのに。
それなら、日本にこれだけ素晴らしいセーフティネットがあるんだから、いざというときのためにしっかり活用できるだけの知識を国民全員が持っとくべきじゃないかなぁと思います。
2. お金=信用論のもっと根本にあるもの
ただの紙切れを「お金」と呼んでそれ自体が価値を持っているのは、皆がお札をみたときにそれを「お金」だとする"信用"があるから
有望な企業に投資が集まるのも、クラウドファンディングにサポーターがお金を出すのも、言ってしまえば信用をお金に換金して資本金としているわけですが、僕たち個人レベルで"お金が集まる人"になるには、
"優しい人になる"
が最近の僕の仮説です。
優しい人は、他人を騙したりしない。
優しい人は、人助けをする。
優しい人は、「あの人はいい人だよ」という噂を言ってもらえる。
つまり、
信用→お金
であれば、もう一つ手前にあるのは、
優しさ→信用→お金
なのではないかなぁと思っています。
優しい人にお金が集まるユートピアを信じたいところですが、これは性善説よりも非現実的かもしれませんね。
勉強が出来なくても人に優しい人は、食いっぱぐれることはないのではないでしょうか、、
何が言いたいかというと、バカなのに加えて他人に攻撃的なマリカプレイヤーはオワってるよ!
きんじょ